瞳堂の月下独酌―blog―

瞳堂主人のブログです

今年は、雷が多い。
それもかなり強烈で、雹(ひょう)が降ったり、竜巻が発生したりもしている。
雷の発生のメカニズムが分かってる今でも怖いんだから、何も知らない昔の人は、相当に怖かっただろう。
平安時代の京の都では、菅原道真の祟りだと思ってたくらいだからね。
さて、雷には稲妻がつきものだ。
稲妻はもともと「稲の夫(つま)」の意味で、稲が結実する頃に雷が多いから、雷の光が稲を実らせるって信じられていた。
「雷」っていう字は、「田」の上に「雨」と書く。
田んぼの上に降る雨のことだから、稲にとっては恵みの雨ってこと。
雷が稲を育てて、稲妻が稲を実らせる。
稲作にとって、無くてはならないものなんだな。
「クワバラ、クワバラ」なんていってる場合じゃない。