コントラスト

ここんとこ、太陽がすごい。
秋にむかって、空気が澄んできたせいもあって、空の透明度もすごい。
そうなると、強烈な光がストレートに届くから、見るもの全てコントラストが強くなる。
それは、ハワイに行った時の見え方に似ている。
初めて行った時は、「これがハワイの光か」なんて嬉しがってたけど、日本で日常的にこういう光にさらされると疲れてくる。
光が強い分、色も強く見えるから、色の好みも変わってくるだろうね。
浮世絵や昔の着物を見ると、昔の日本人はやわらかい色を好んでいたのがわかる。
人が好む色ってのは、身のまわりの自然のなかから生まれるんでね。
色のコントラストがきつくなったのと同時に、心のコントラストもきつくなってきたような気がする。
キレやすい子どもなんてのも、その一つの現れかもしれない。
コントラストに疲れたときは、月を見るのが一番なんだな。