瞳堂の月下独酌―blog―

瞳堂主人のブログです

観天望気

観天望気ってのがある。
字の如く、“天を観て、気を望む”こと。
身の回りの自然現象や生物の行動を見て、天気を予想することだ。
「夕焼けの次の日は晴れ」とか、「蛙が鳴くと雨になる」みたいなやつ。
迷信みたいに思われがちだけど、長い間の経験に裏打ちされてるから、局地的な天気の変化については、テレビやラジオの天気予報より当たることも多い。
先ず、身の回りに起きていることを、注意深く観察すること。
それから、目立たない小さな変化も見逃さないこと。
テレビやラジオみたいに、映像や言葉じゃないから、受け手によって捉え方が違うかも知れないけど、研ぎ澄ませば必ず精度は上がるはずだ。
天気に限らず、言葉や文字や映像の情報ばっかりに頼ってると、本当のことは分からなくなっちゃうんでね。