瞳堂の月下独酌―blog―

瞳堂主人のブログです

家路

日が短くなって、家々の窓に灯がともるのを見ると、早く家に帰りたくなる。
小学校の頃、放課後の校庭で遊んでると、「家路」って曲がかかったもんだ。
それは、“もう、おうちに帰りなさい”というメッセージだった。
あれは、妙に郷愁を誘う曲だ。
「家路」って曲は、ドヴォルザークが作曲した、交響曲第9番「新世界より」の第2楽章。
ずいぶん大げさな曲を使ったもんだな。
  ♪遠き山に日は落ちて・・・
って曲が「家路」だと思ってたんだけど、これは堀内敬三作詞の「遠き山に日は落ちて」って曲で、「家路」は野上彰作詞の別の曲なんだってね。
もちろんメロディーはいっしょ。
思い違いしてたのは、こっちだけだろうけど。
しかし、ドヴォルザークが新世界を作ったとはね。
新世界はいいよ。
あそこにも、郷愁めいたものがある。