瞳堂の月下独酌―blog―

瞳堂主人のブログです

マツジュン

今日は、マツジュンだった。
祭りの準備、略してマツジュン。
祭りは来週なんだけど、祭壇とテントをこしらえておく。
このあたりも高齢化が進んで、住む人間も減って、そのうえ若いもんがいなくなった。
だから、祭りの準備っていっても、出てくるのは年寄りばっかりだ。
こっちは中堅の部類だけど、この年代が顔を出さない。
上の年代が、次の世代を育てなかったからだ。
物分りのいいふりをして、言いにくいことを言わずにきたからね。
地元の行事なんて、わずらわしいだけだって、風潮もあったのかもしれない。
金をもらう仕事なんてのは、ただのシノギで、神様のための奉仕こそ、次の代につなげるための本当の仕事だ。
今の年寄りたちが、自分の子どもの世代に伝えられなかったのは、本人と社会の罪かもしれないけど、こっちはそんなことを引き継ぐわけにはいかない。
息子をたたき起こして、祭りの準備を手伝わせた。
感謝されようが嫌がられようが、良いも悪いもひっくるめて、伝えるって事が生きてる意味だと思うけどね。