瞳堂の月下独酌―blog―

瞳堂主人のブログです

おもちゃ屋

おもちゃ屋に行ったら、頭が痛くなった。
プラスチックで出来たおもちゃが、電気で動いたりしゃべったりする。
見たこともないキャラクターの人形が、ずらっと並んでいる。
音や色や光が、ところかまわず氾濫していて、子どもは騒ぐし親は何か怒鳴っている。
そりゃ、あんなところにいたら、イライラするさ。
こっちは、おもちゃで遊んだって記憶がない。
おもちゃなんて、ほとんどなかった気がする。
親が好ましく思わないものでも、子どもは平気で欲しがるもんだ。
子どもに、何かを欲しがらせるのなんて簡単なことだからね。
そういう子どもが大人になって、相変わらず欲しがらされては、わけのわからない物を買う。
考えたら、おもちゃ屋じゃない店でも、おもちゃみたいな物ばかり売ってる。
おもちゃ箱をひっくり返したような世の中が、資本主義の行き着くところなら、ちょっと考えさせてもらうよ。