瞳堂の月下独酌―blog―

瞳堂主人のブログです

ソメイヨシノ

ソメイヨシノは、『染井吉野』と書く。
江戸時代の終わりごろに、江戸の染井村で作られた品種で、奈良の桜の名所の吉野山にちなんで、『染井吉野』って名づけられた。
エドヒガンとオオシマザクラの交配種らしいね。
これ、人工的に作られたもんだから、種はできても発芽しない。
だから、接ぎ木で増やす。
クローンってことになるから、みんな遺伝子が同じだ。
見事だけど、どれを見ても同じに見えるのは、クローンだからなんだな。
そして、ほぼ同時に咲きはじめ、同じころに散っていく。
今は一世を風靡してるけど、好ましくない環境になったり、苦手な病気が流行ったりすれば、一気に滅ぶ可能性がある。
こっちは、見事に咲かなくっても、しぶとく生きていこうと思ってるよ。