瞳堂の月下独酌―blog―

瞳堂主人のブログです

究極の選択

うちに子どもが生まれたとき、友達が言った。
「奥さんと子どもが川でおぼれてたら、どっちを助ける?」
どっちもに決まってるじゃないか。
「子どもはポーンと岸に投げといて、女房をかかえて岸まで泳ぐ」って答えたら、「それじゃ、究極の選択にならない」って言われた。
それでも、絶対どっちも助ける。
と思ったけど、あんまり泳げないんだった。
それで、子どもを生後7ヶ月からスイミングスクールに通わせた。
究極の選択を迫られる前に、打てる手は打っとこうと思ってね。
これなら、イザって時に、逆に助けてもらえるかも知れない。
究極の選択だか何だか知らないが、こっちは必要とあらばどっちもいただく。
いつもは贅沢言わないんだから、それでチャラにしてもらうよ。