瞳堂の月下独酌―blog―

瞳堂主人のブログです

良心

“良心碑”ってのが、同志社大学のキャンパスにある。
『良心之全身ニ充満シタル丈夫(ますらお)ノ起リ来ラン事ヲ』
これは、新島襄が生徒に送った手紙の一部。
一国の良心たる人物を、世に送り出そうっていう強い志を表している。
昔は、良心って言葉が今より日常的に使われてたから、とくに気にしてなかったけどね。
こういう時代になってみると、“良心”って言葉がグッと重みを増してくる。
じゃあ、良心って何だ。
正しいめぐりを知る心のことだと思う。
人のめぐり、物のめぐり、心のめぐり、時のめぐり。。。
それらを正しくととのえようとする意思が大事になってくる。
経済は、ゆがんだめぐりを生んでしまった。
原子力は、正しいめぐりから逸脱している。
ただひとつ、月は古より、黙々と正しいめぐりを示している。