瞳堂の月下独酌―blog―

瞳堂主人のブログです

チャン・チャン

チャン・チャンを聞くとなぜか涙になる。
ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブの曲。
 ♪ ファニカとチャン・チャンが
   海で砂を篩(ふるい)にかけたとき
   篩があんまりゆれたので
   チャン・チャンは照れてしまった ♪
訳詞には“篩(ふるい)”って書いてあるけど、本当は裏の意味があるんだろう。
篩がゆれて照れるやつはいないんでね。
コンパイ・セグンドじいさん、洒落た詞を書いたもんだ。
こっちはキューバ人じゃないけど、チャン・チャンの気持ちはよく分かる。
ファニカも、分かってて“篩”をふってみせたんだろう。
その一瞬の親密な感じ。
コンパイ・セグンドは夢に見たなんて言ってるけど、こっちも似たような夢を見たよ。
昔は、みんなチャン・チャンだったからね。