瞳堂の月下独酌―blog―

瞳堂主人のブログです

声は良いにこしたことはない。
良いったって、どういうのが良いのかって話だけどね。
よく言う、鈴をころがしたようなってのが一番良いとも限らない。
少し鼻にかかった声もいい。
あと、すこーしかすれた声も好きだ。
いわゆる、佃煮を売らせたくなるような声ってやつ。
昔、電話の声がそっけないって泣いた女もいたけれど、今はメールだから、そっけないどころの騒ぎじゃない。
やっぱり一番良いのは、何かを伝えたがっている声だな。
伝えたい言葉じゃなくて、伝えたがっている声が大事だ。
それを心地よく感じるのなら、内容なんてどうでもいい。
だから、声は心で聞く。