瞳堂の月下独酌―blog―

瞳堂主人のブログです

聖職

聖職って、何だろう。
辞書をひいたら、「神聖な職務」とある。
『職業』じゃなくて、『職務』か。
『業』と『務』のちがいは何だ。
『業』は「なりわい」、つまり飯のタネだ。
『務』は「つとめ」、つまり自分のなすべきこと。
金の動きに従って仕事をするか、良心にしたがって仕事をするかの違いってとこかな。
もっと言えば、自分のために働くのか、人のために働くのかってことだろう。
具体的には、医者、教師、警官、坊主あたり。
と言いたいところだが、それは心根しだいだな。
聖職が「聖なるつとめ」なら、心のありよう一つで、どんな職業でも聖職になる。
儲かる儲からないなんて次元じゃない。
清貧なんて言葉は、卑屈だから嫌いだね。
清く生きるなら、貧しかろうはずがない。