瞳堂の月下独酌―blog―

瞳堂主人のブログです

月のニッキ 肝

「月のニッキ」は、旧暦の同じ日付の日の、心のありようを知るためのもの。
言いかえると、新月のころは?半月のころは?満月のころは?というふうに心の波を知るためにある。
大切なのは、その日の心を“一言”で表すことだ。
たとえば、よく笑った日なら、「笑った」ではなく、「面白かった」、「可笑しかった」、「楽しかった」、
「もう笑うしかなかった」のように、心のどのへんに重心があったかを書く。
一日一言ってのは結構きつい作業で、字数を使い言葉を尽くす方がずっと楽だ。
そのかわり、心の深くを掘り下げたぶん、月の相との関連がはっきりしてくる。
人は、自分のことは知らないものだ。
知らなくっても生きてはいけるが、何かちょっと違和感があって、「もしかすると・・・」と思ったならば、
この一日一言を一年つづけてみることは、大きな財産になるだろう。