瞳堂の月下独酌―blog―

瞳堂主人のブログです

厄介払い

厄介者を追っ払うことを、厄介払いって言う。
そういうこと、積極的にした覚えはないけど、知らず知らずのうちにやってるんだろう。
例えば、原子力発電所
安全なら、消費者が沢山いるとこでやればいいのに、都会には造らず地方に押しつける。
日々、電気を使ってる以上、こっちも片棒担いでるってこと。
いやなモノはあっち行けって気持ちはわかるんだけど、地球ってのは丸いんでね。
全部むこうへ押しやったつもりが、いつの間にか、グルッと回って後ろから迫ってくる。
そううまく、消えて無くなりゃしないよ。
すべては、「めぐり」の中にある。
だから、厄介払いはしないことだ。
厄介かどうかなんてのは、その時の都合次第なんだから。
結局、一番の厄介者は「自分」なのかもしれないよ。
その厄介者が、いつか風に吹き払われるのさ。