明歴々露堂々
明歴々露堂々(めいれきれきろどうどう)
これ、禅語らしいんだけど、わかりやすそうで分かりにくい。
「明」は明確、あきらかにすること。
「歴々」は歴然、はっきりしていること。
「露」は露出、あらわにすること。
「堂々」は、公明正大、かくしだてないこと。
明歴々露堂々とは、「はっきりと明らかで、あらわでかくしだてない」ってことかな。
これだけ、あきらかとか、はっきりとか、あらわとか、かくしだてないとか言われると、逆に、見えるものも見えなくなるね。
真理とはそういうもんだと言われれば、そうかも知れないが、ここまでたたみかけられると、うるさい。
むしろ、何かにとらわれている気すらする。
まぁ、いいや。
その中に、「秘すれば花、秘せねば花なるべからず」ってのがある。
こっちは、この方がずっと好きだ。