瞳堂の月下独酌―blog―

瞳堂主人のブログです

エリンギ

エリンギって、いつ頃から食べ始めたっけ。
子どもの頃にはなかった。
ここ10年ぐらいのもんか。
はじめて見た時は、バンデル星人かと思ったけどね。
あれはヒラタケの仲間で、ヨーロッパ原産なんだな。
イタリア料理やフランス料理では人気で、日本では1990年代から人工栽培が始まった。
名前は、エリンギウム・カンペストレっていう植物に寄生することに由来する。
食感がアワビに似てるから、アワビタケなんて呼ばれたこともあるけど定着せず、結局、エリンギで通っている。
香りも味もほとんどなくて、歯ごたえが命だ。
厚めにスライスして油で揚げ、熱いうちにだしにしたしたら、アワビそっくりの味になった。
アワビの食感にしたかったら、よく切れる包丁で切ることだ。
“エリンギ喰うなら包丁を研げ”って昔から言うからね。