瞳堂の月下独酌―blog―

瞳堂主人のブログです

日記

かごめかごめ

♪ かごめかごめ 籠の中の鳥は いついつ出やる 夜明けの晩に 鶴と亀がすべった 後ろの正面 だあれ ♪ よくわからないから、自分なりに読んでみる。 ♪ 囲め囲め 加護の中の鳥居は いついつ出やる 夜明けの晩に すると神が統(す)べた 後ろの正面 だあれ ♪ ※ 加…

ご利益

墓は寺にあるが、仏教徒ではない。 かと言って、仏教になじみがないわけでもないが、なじめない部分もある。 あの、「ご利益(ごりやく)」ってやつね。 お参りすると願いが叶うとか、この穴をくぐると頭が良くなるとか。 ご利益があった人からの口コミなら…

メーン

最近のテレビは親切で、画面に勝手に字幕が出たりする。 その字幕を見て、どうも気になることがある。 料理番組で、「メイン」ディッシュのことを「メーン」ディッシュ」と字幕が出る。 大通りのことを、「メーン」ストリートって表記したりね。 発音と表記…

数え年

年齢の数え方に、数え(かぞえ)と満(まん)とある。 数え年は、生まれた年をいきなり1歳とし、以後、1月1日を迎えるごとに1歳としをとる。 だから、12月31日に生まれた人は、翌日の1月1日には2歳になる。 ちょと不思議だね。 満年齢は、生まれ…

明歴々露堂々

明歴々露堂々(めいれきれきろどうどう) これ、禅語らしいんだけど、わかりやすそうで分かりにくい。 「明」は明確、あきらかにすること。 「歴々」は歴然、はっきりしていること。 「露」は露出、あらわにすること。 「堂々」は、公明正大、かくしだてない…

孫太郎虫

孫太郎虫(まごたろうむし)って、知ってる? これは、渓流に住むヘビトンボの幼虫だ。 乾燥させ、疳の虫(かんのむし)の薬にする。 長野の伊那地方では、ざざむしの一種として、佃煮にして喰う。 孫太郎虫?ヘビトンボ?疳の虫?ざざむし? どんな虫か、イ…

恩返し

長く短いこの人生で、多くの人に世話になった。 世話になったと言っても、良いことばかりではなく、悪いことも含めて、星の数ほど学んだんでね。 かたっぱしからは思い出せないけど、今ここにある身体と心は、その恩恵の上に成り立っている。 ふとした時、昔…

自立

毎朝、出がけに、親子に行き会う。 70過ぎのお母さんと、40過ぎの知的障害のある息子。 こっちが、「おはようございます」と言うと、お母さんだけ、「おはようございます」と言う。 ある日、2人の姿がなく、歩いて行こうとすると、後ろから元気な「おは…

ノーシャンプー

体は石鹸、頭はシャンプーで洗うよね。 同じ皮膚なのに、どうして別ので洗うんだろう? 頭皮の方がデリケートだと言うなら、シャンプーの成分は、身体にいいものなんだろうか? 助産師の話に、出産の時、羊水のにおいで、妊婦が使ってるシャンプーが分かるっ…

孫次郎

孫次郎は、能面の一つ。 男の名だが、女面だ。 これが、いかにも美しい。 ゆるやかな顔の起伏は、優しいかげりを生み、少しだけ上がった口角と、わずかに開いた口元に、ぎりぎりの艶気がある。 そして、やや高さのずれた左右の目が、静かに見つめ返してくる…

ガーベラ

今日は、記念日。 ガーベラを

瞳堂

今日は、旧暦の師走の三十日、つまり大晦日。 そして明日は、元日です。 わたくし、旧暦のこよみ屋、瞳堂(ひとみどう)と申します。 瞳堂の「ひとみ」とは、「ひ」と「み」のこと。 「ひ」は左にて、火、すなはち陽。 「み」は右にして、水、すなはち陰。 …

年年歳歳花相似 歳歳年年人不同

年年歳歳花相似 歳歳年年人不同 年年歳歳 花相似たり 歳歳年年 人同じからず (ねんねんさいさい はなあいにたり さいさいねんねん ひとおなじからず) 来る年も来る年も 花は同じように咲く しかし 毎年毎年 人は同じではない 劉希夷(りゅうきい)って人の…

弱い犬ほど よく吠える

「弱い犬ほど よく吠える」って言うね。 犬を飼ってないから、実際のところは分からないけど、人間はまさにこの通りだ。 普通に話せばすむところを、ムキになってまくしたてる。 本人に言えばいいことを、まわりの人間にあることないことふれて回る。 こっち…

牛頭馬頭

牛頭馬頭(ごずめず)は、地獄の獄卒。 頭が牛で体が人のと、頭が馬で体がひとのやつ。 昔、取引先の一人に、社長と呼ばれるヤクザがいた。 暑いからビール呑もうとか、レバ刺し喰いたいから来いとか言って、よく呑み歩いた。 不渡りを2度出し、社長が姿をく…

心は、どこにあるんだろう。 心の臓(しんのぞう)って言葉があるくらいだから、心臓のある胸のあたり? それとも、全身の機能をつかさどる脳のある頭のあたりかな? 「魚心あれば水心」って言葉があるね。 これは、「魚、こころあれば、水、こころあり」が…

ささみ

最近、ささみばかり喰っている。 アスリートじゃないんだけどね。 よくやるのが、ささみのカツだ。 せっかく脂肪が少ない肉なのに、油で揚げて申し訳ないが、ささみは淡泊すぎるんでね。 スジを取ったところから、包丁で左右に薄く開いてパン粉をつけ、高温…

シンプル

「シンプル・イズ・ベスト」って言うね。 イギリス人は言わないかもしれないけど。 何となく、「シンプルが一番」ぐらいの意味で使っている。 その、「シンプル」って何だろう。 料理なら、あれもこれも盛り込み過ぎないで、季節の素材の持ち味を生かすみた…

好雪片片不落別處

好雪片片不落別處 好雪 片片 別處に落ちず (こうせつ へんべん べっしょにおちず) 美しい雪 はらはらと 別のところに落ちることはない 今日は雪が舞った。 雪を見てると、不思議な気持ちになる。 自分は、何者なんだろう。 あの人に会って、その人に逢って…

今日のケーキ

今日のケーキのテーマは、雪に咲くバラ。 上下二段の間には、スライスしたイチゴと、ローストして細かく砕いたカシューナッツ。 上段はカシューナッツとホワイトチョコの砕いたものをトッピングした上に、イチゴのスライスでバラの花びら。 甘さひかえめ、イ…

オキシトシン

オキシトシンっていうホルモンがある。 「幸せホルモン」とか「愛情ホルモン」とも呼ばれている。 なんでかって言うと、オキシトシンが分泌されると、幸せな気分になるから。 これは、いいこと聞いた。 愛撫や抱擁によって分泌するから、「抱擁ホルモン」と…

文字

一日一度は、万年筆を使う。 夜、日記を書くときは、必ず万年筆なんでね。 前は、鉛筆で書いてたけど、大人は万年筆だろうと思って、もう15年ほど続いている。 鉛筆・ボールペン・万年筆・毛筆と、書き上がった字面の雰囲気や印象がちがうのはもちろん、書…

スウォッチ

スウォッチは、スイスの時計だ。 シンプルでユニークなデザインな上に、けっこう安い。 ずいぶん前に、流行ったね。 その昔、何かの記念に、文字盤がブルーで全体がゴールドのスウォッチを買った。 少し派手なんだけど、仕事にしていったら同僚に「やだ、そ…

紅顔いづくへか去りにし 尋ねんとするに蹤跡なし

曹洞宗に『修證義(しゅしょうぎ)』ってのがあって、その中で身につまされるのが、 紅顔いづくへか去りにし 尋ねんとするに蹤跡なし って一文だ。 「紅顔(こうがん)」は、紅顔の美少年なんて言うように、血色のいい綺麗な顔のこと。 「蹤跡(しょうせき)…

ここに、刀がある。 欲しかったわけではなく、たまたま家に伝わったものだ。 刀は、ただの鉄の塊とも言えるが、人殺しの道具でもある。 現在、日本刀は武器ではなく美術品扱いだが、古の刀匠が精進潔斎し、鍛え抜いて拵えた以上、そこには美を超えた何かが存…

機嫌よし

元日 朝 ビール1本 酒2合 晩 ビール1本 酒3合半 二日 昼 ビール1本 酒2合 晩 ビール1本 酒3合半 三日 昼 ビール1本 酒2合 晩 ビール1本 酒2合 正月三箇日、けっこう呑んだね。 それでも、翌朝は7時前に起き、頭が痛いとか、気分が悪いとかはな…

歩歩起清風

歩歩起清風 歩歩 清風起こる (ほほ せいふうおこる) 一歩一歩あゆむごと、そこに清い風が起こる。 これまさに、無邪気な幼な子の姿だな。 ハイハイしか出来なかったのが、つかまり立ちをするようになり、やがて、おぼつかない足どりで歩き始める。 それを…

厄介払い

厄介者を追っ払うことを、厄介払いって言う。 そういうこと、積極的にした覚えはないけど、知らず知らずのうちにやってるんだろう。 例えば、原子力発電所。 安全なら、消費者が沢山いるとこでやればいいのに、都会には造らず地方に押しつける。 日々、電気…

献立右翼

ほかの国のことは知らないし、隣の晩ご飯すら知らないが、日本ほど無国籍な食卓はないだろう。 和洋中どころか、カレー、タコスにトムヤムクン・・・・ おかげで、台所は各国の調味料のビンだらけだ。 和風の「和」とは、調和の「和」のことだから、日本人の…

あるがまま

あるがままにいたいと思う。 これは、現状維持ってことじゃない。 現状が、あるべき姿でなければ、変わっていかなきゃいけないんでね。 何かにこだわりがあったり、状況がそうさせてくれなかったりで、少なからず歪んでしまうものだ。 自分や他人をごまかし…