瞳堂の月下独酌―blog―

瞳堂主人のブログです

2010-01-01から1年間の記事一覧

紅茶きのこ

昔、紅茶きのこってのが流行った。生ハムメロンは、メロンの上に生ハムがのっかってるやつだけど、紅茶きのこは、紅茶の中にきのこを入れて飲むわけじゃない。何かぶよぶよした塊を、砂糖を入れた紅茶に何日か入れといて、飲むんだな。身体にいいって言うん…

梅雨入り

今日、関東地方は梅雨入りした。平年より6日おそいんだってね。梅雨入り宣言には、数字的な明確な判断基準はないみたいで、結構あいまいなところがある。梅雨入りって言った次の日から、何日も晴れが続いた年もあったしね。ヒマだったから、過去30年の梅…

無意味

6月13日は、6(む)1(い)3(み)で、無意味の日。今使ってるグレゴリオ暦は、地球が太陽のまわりを一周する時間を一年とする、太陽暦だ。そこには、月の運行は全く取り入れられてない。それでも一応、何月何日っていう言い方をする。一ヶ月が30日だ…

優曇華

優曇華(うどんげ)ってのは、三千年に一度花を咲かせるんだけど、その花の開く時、如来様が世に出現するんだってね。これは、仏教のほうのお話。話は変わるけど、今年はじめて、クサカゲロウを見かけた。こいつは、よく階段の蛍光灯のところに飛んでくる。…

入梅

今日は雑節の一つ、入梅だ。旧暦時代は、二十四節気の芒種のあとの最初の壬(みずのえ)の日を、梅雨入りってしてたらしい。今は、太陽が黄経80度を通過する日を、入梅としている。それは毎年、新暦の6月11日頃にあたる。だから、入梅って言っても、実際の梅…

時の記念日

初めて漏刻(水時計)が設置されて、鉦鼓を打って時を知らせたのが、天智天皇の十年四月二十五日。これをグレゴリオ暦に換算すると、671年6月10日。それで、6月10日は時の記念日になった。時間を守って、生活を改善しようって日だな。戦前のポスタ…

茶の湯

18年ぶりに、茶の湯の稽古をした。正座のし過ぎで、膝が痛い。あの頃ですら、ちゃんとした点前は出来なかった上に、間があいたんだから、出来は推して知るべしだ。この歳になって、もう一度始めるってことは、死ぬまでやるってことになる。その覚悟があるの…

柿渋

昔からある染料・塗料のひとつに、柿渋がある。これは、青柿の実をくだいて、絞った汁を発酵・熟成させたもの。赤茶色で、半透明の液体だ。布や糸を染めたり、木に塗ったりする。防腐作用があるから、即身仏のミイラに塗ったりしたんだってね。渋うちわって…

利休百首

利休百首ってのがある。千利休が、茶の湯の心、点前作法の心得を説いた百二首の和歌だ。その中の一つ、 ”その道に入らんと思ふ心こそ 我が身ながらの師匠なりけれ”その道に入って学ぼうと、思い立った心がまさに、自分にとっての師匠なんだってこと。この師…

芒種

今日は二十四節気の一つ、芒種(ぼうしゅ)。「芒(のぎ)」ってのは、穀物の先についてる細い毛のことで、ここでは稲のことをさす。「種(しゅ)」は、種を蒔いたり、植えたりすること。だから芒種は、稲の植え付けの頃って意味。七十二候の初候は、「蟷螂…

茨城の大子町の奥の方に、月待の滝ってのがある。昔、二十三夜待ちって風習があって、それにちなんだ滝らしい。二十三夜待ちは、旧暦二十三日の半月の夜に、女の人だけが集まって、飲み食いした行事なんだってね。二十三夜の三がお産の産に通じるから、安産…

必然

この世に起こることは、偶然なのか必然なのか。全てが偶然ってこともないし、全てが必然ってこともない。でも、全体の流れは必然が支配しているんだろう。原因があるから、結果があるんでね。それでも、何が起こるか分かんないことには変わりがないんで、全…

かま

マグロのかまが好きでね。何で「かま」って言うか知らないけど、形が草刈り鎌に似てなくもない。あれは、エラのとなりの胸ビレのついてるあたりの肉だ。マグロの、トロって呼ばれる部位の始まるところだから、そりゃ美味いはずだ。これに塩・コショーをして…

高層ビル

高層ビル群の夜景は、幻想的で綺麗だ。用事があれば、高層ビルに行くけど、エレベーターで上へ行くと、気圧の関係で耳が痛くなる。大きなガラス窓からは、遠くまで見渡せて最初は気持ちがいいけど、何となく居心地が悪い。窓が開かないから、空調が快適な状…

梅酒

旧暦五月のことを、梅月とも言うんだってね。今日が旧暦の四月十九日だから、まだ早いけど、青梅が店頭に並びはじめた。梅酒でも仕込むか。前、せっかく良い梅が手に入ったのに、焼酎をケチって、紙パックのにしたら、飲むたびに頭が痛くなって困った。年に…

以外

前の選挙で民主党が勝ったのは、絶大なる期待が寄せられたからとは限らない。自民党以外っていう選び方の結果、民主党が大勝したと見ることも出来る。今回、沖縄の米軍基地移転問題で、社民党が主張を曲げず、連立政権を離脱した。決着しようとあせって、鳩…

ごみゼロの日

5月30日は、5と3と0で、「ごみゼロの日」。当初は、空き缶は持ち帰ろうとか、不法投棄をなくそうってことで、一斉清掃をしたりしてたそうだ。ところが、だんだん環境問題が深刻化してきて、ゴミの減量や再資源化の方が、メインになってきた。でも、ゴミな…

うちのトイレの便座には、最初から蓋がついてなかった。ずっと、そういうもんだと思っていた。ところが、3年前、この蓋無しが急に気になり出した。不浄の物に蓋が無いのは、良くない。蓋をしないと、悪い気が出て来るんじゃないかと思って、あわてて蓋付き…

幽霊子育飴

京都の東山区に、轆轤(ろくろ)町ってのがある。昔、その辺でドクロがザクザク出て来たから、髑髏(どくろ)町って言ったんだけど、江戸時代に轆轤町に改名された。六道の辻も、あのへんだ。そこに、幽霊子育飴ってのを売ってる店がある。その昔、夜な夜な…

豆腐

豆腐には、木綿豆腐と絹ごしとある。子どもの頃、うちは木綿豆腐しか出て来なかった。少し遅いんだけど、19で絹ごしを知ってからは、ずっと絹ごしで、今はまた木綿だな。木綿豆腐は、水分を抜くのに木綿の布を使うけど、絹ごしは絹を使わない。濃い豆乳を…

エリック・サティ

エリック・サティは、フランスの作曲家。一番有名な曲は、やっぱり「ジムノペディ」あたりかな。曲名は知らなくっても、聞けば、あれかってすぐ分かるはずだ。1866年生まれってことだけど、曲を聞いた感じじゃ、もっと最近の人かと思っていた。ドビュッシー…

マルシンハンバーグ

マルシンハンバーグを、スーパーで見つけた。それで、懐かしくって買っちゃった。懐かしいって言っても、最後に喰ったのが、あまりに昔すぎて、味は全く思い出せない。パッケージも、みみちゃんって言うキャラクターも、多分、ほとんど変わってない。50年…

カモノハシ

カワウソみたいに全身が毛だらけで、鴨のようなクチバシがある。鴨のクチバシだから、カモノハシと言う。オーストラリア在住。手足には水かきがあって、泳げるんだけど、泳ぐ時は目を閉じている。水の中で目を開けないくせに、上手にエサを捕る。クチバシが…

旧岩崎邸

台東区の池之端に、旧岩崎邸庭園がある。これは三菱の創設者、岩崎家のお屋敷だ。もとは1万5000坪もあって、20棟以上の建物があったけど、戦後GHQに接収されたりいろいろあって、今じゃ、広さは3分の1ぐらいになり、建物は3棟しか残ってない。洋館は…

注意散漫

夕方、5時半過ぎ、買い物に行こうと思って歩いていた。車の通りの少ない一方通行の、クランクになった所に、いきなりタクシーが飛び込んできて、急ブレーキで止まった。交差点を渡って、裏通りに入ったところで、バイクがこっちの身体すれすれに追い抜いて行…

小満

今日は二十四節気の一つ、小満(しょうまん)。小満って字面だけじゃ、よく分かんないけど、万物が成長し満ちる頃っていう意味。秋に蒔いた麦が穂を出し、実が満ちてくる頃で、まだ大満足とは言えないけど、一安心、小満足ってことで「小満」になったのかも…

松原橋

京の鴨川の五条大橋の一つ川上に、松原橋ってのがかかっている。古くて巾が狭く、欄干も低いから、ある意味怖い橋だ。その昔は、この橋が五条橋って呼ばれていたから、牛若丸と弁慶が出会ったのは、ここってことになる。何年か前のお盆に京都に行って、古い…

脱力

力を入れるのは簡単だけど、力を抜くのは難しい。若い頃、筋肉をつけようと思って、せっせとトレーニングをしてたことがある。腕立て、腹筋に、スクワットぐらいのもんだから、たいしたことはないんだけど、体脂肪率は8%ぐらいだった。ところが、朝起きた…

単位

5月18日は、18リットル缶の日。18リットル=1斗要は一斗缶の日なんだけど、計量法って法律があって、尺貫法が使えないことになっているから、こんな変な名前の記念日になる。戦後の一時期、一斗缶のことを5ガロン缶って呼んだことがあって、5ガロンと…

大根おろし

今日は暑かったから、冷たいそばにした。大根のしっぽの方が残ってたんで、目の荒いおろし金でガシガシおろしたやつを、つけ汁にたっぷり入れて喰った。泣けるほど辛くて、美味かった。大根おろしは、辛いのに限る。首の方よりしっぽの方が辛く、優しくおろ…